警備員の給与を種別ごとに完全公開|交通誘導・施設警備・雑踏警備、どれが一番稼げるか

警備員と聞くと「きつい」「給料が安い」というイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし実際には、警備の種類や資格の有無、勤務時間帯によって収入は大きく変わります。今回は交通誘導、施設警備、雑踏警備の3つの柱について、日給・時給・手当の実態を詳しく見ていきます。

警備3種別の給与体系——日給と時給の換算で本当の価値を見極める

警備種別 給与体系比較(2026年/東京23区)
警備種別 実働時間 日給 実質時給 月収目安(21日) 体力的負荷
交通誘導(1号) 8時間 9,500〜13,000円 1,188〜1,625円 199,500〜273,000円 非常に高い
交通誘導(1号・深夜) 8時間 12,000〜17,000円 1,500〜2,125円 252,000〜357,000円 非常に高い
施設警備(2号・常駐) 8時間 8,500〜11,000円 1,062〜1,375円 178,500〜231,000円 低〜中
施設警備(2号・巡回) 8時間 9,000〜12,000円 1,125〜1,500円 189,000〜252,000円
雑踏警備(イベント) 8〜12時間 10,000〜15,000円 1,250〜1,875円 単発のため変動 中〜高
身辺警備(4号) 不定 15,000〜30,000円 1,875〜3,750円 専属契約次第 高(精神的)

資格で変わる警備員の時給——検定1級を取れば月収が3万円変わる

警備員 資格別 時給・日給比較
保有資格 取得難易度 日給 時給換算 無資格との差 月収差額(21日)
無資格(新任教育のみ) 9,000〜11,000円 1,125〜1,375円 基準 基準
交通誘導検定2級 中(実務1年+講習) 10,000〜12,000円 1,250〜1,500円 +1,000〜1,500円/日 +21,000〜31,500円
交通誘導検定1級 高(実務2年+講習) 11,000〜15,000円 1,375〜1,875円 +2,000〜4,000円/日 +42,000〜84,000円
施設警備検定2級 中(実務1年+講習) 10,000〜12,000円 1,250〜1,500円 +1,000〜1,500円/日 +21,000〜31,500円
指導教育責任者 高(検定1級+講習) 13,000〜18,000円 1,625〜2,250円 +4,000〜7,000円/日 +84,000〜147,000円

警備業界で長く働くために知っておくべき基礎知識

警備業法では「警備業務実施の基本原則」として以下が定められています。

  1. 服装・装備の制限——制服着用義務、武器携帯禁止。警笛や誘導灯の使用は道路交通法に基づく。
  2. 権限の範囲——警備員には逮捕権や交通規制権はない。あくまで「注意喚起」「誘導」「通報」が業務範囲。
  3. 新任教育(20時間)——警備員として働き始める前に法定研修の受講が必須。内容は学科15時間+実技5時間。
  4. 現任教育(年1回)——現役の警備員は毎年1回、10時間以上の研修受講が義務付けられている。

よくある質問

警備員の時給はいくらですか?日給制が多いと聞きましたが?

日給制が主流。交通誘導は日給9,000〜13,000円(時給換算1,125〜1,625円)、施設警備は8,500〜12,000円、雑踏警備は10,000〜15,000円。勤務時間が長い日は実質時給が下がるので注意が必要です。

警備員になるのに必要な資格はありますか?

応募時は不要。警備会社が新任教育(20時間の法定研修)を実施します。キャリアアップには交通誘導検定や施設警備検定が有効で、1級取得で日給2,000〜4,000円アップが見込めます。

警備員は高齢者でもなれますか?

60代・70代も活躍中。施設警備(夜間巡回・受付)は体力的負担が少なくシニアに人気。日給8,000〜10,000円と若年層より低めですが、年金の補助として需要が高い職種です。

警備員のバイトはきついですか?

交通誘導は炎天下・極寒の立ち仕事で最もハード。施設警備は屋内中心で比較的楽。雑踏警備は人混み対応の精神的ストレスあり。単調な仕事に耐えられるかが適性のポイントです。

警備員の深夜手当はどうなりますか?

日給制では深夜手当込み表記と別途加算のケースが混在。求人票の「深夜手当含む」と「手当別途」で実質同額のこともあるため、面接時に総支給額の内訳を必ず確認してください。