警備員の給与を種別ごとに完全公開|交通誘導・施設警備・雑踏警備、どれが一番稼げるか
警備員と聞くと「きつい」「給料が安い」というイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし実際には、警備の種類や資格の有無、勤務時間帯によって収入は大きく変わります。今回は交通誘導、施設警備、雑踏警備の3つの柱について、日給・時給・手当の実態を詳しく見ていきます。
警備3種別の給与体系——日給と時給の換算で本当の価値を見極める
| 警備種別 | 実働時間 | 日給 | 実質時給 | 月収目安(21日) | 体力的負荷 |
|---|---|---|---|---|---|
| 交通誘導(1号) | 8時間 | 9,500〜13,000円 | 1,188〜1,625円 | 199,500〜273,000円 | 非常に高い |
| 交通誘導(1号・深夜) | 8時間 | 12,000〜17,000円 | 1,500〜2,125円 | 252,000〜357,000円 | 非常に高い |
| 施設警備(2号・常駐) | 8時間 | 8,500〜11,000円 | 1,062〜1,375円 | 178,500〜231,000円 | 低〜中 |
| 施設警備(2号・巡回) | 8時間 | 9,000〜12,000円 | 1,125〜1,500円 | 189,000〜252,000円 | 中 |
| 雑踏警備(イベント) | 8〜12時間 | 10,000〜15,000円 | 1,250〜1,875円 | 単発のため変動 | 中〜高 |
| 身辺警備(4号) | 不定 | 15,000〜30,000円 | 1,875〜3,750円 | 専属契約次第 | 高(精神的) |
資格で変わる警備員の時給——検定1級を取れば月収が3万円変わる
| 保有資格 | 取得難易度 | 日給 | 時給換算 | 無資格との差 | 月収差額(21日) |
|---|---|---|---|---|---|
| 無資格(新任教育のみ) | — | 9,000〜11,000円 | 1,125〜1,375円 | 基準 | 基準 |
| 交通誘導検定2級 | 中(実務1年+講習) | 10,000〜12,000円 | 1,250〜1,500円 | +1,000〜1,500円/日 | +21,000〜31,500円 |
| 交通誘導検定1級 | 高(実務2年+講習) | 11,000〜15,000円 | 1,375〜1,875円 | +2,000〜4,000円/日 | +42,000〜84,000円 |
| 施設警備検定2級 | 中(実務1年+講習) | 10,000〜12,000円 | 1,250〜1,500円 | +1,000〜1,500円/日 | +21,000〜31,500円 |
| 指導教育責任者 | 高(検定1級+講習) | 13,000〜18,000円 | 1,625〜2,250円 | +4,000〜7,000円/日 | +84,000〜147,000円 |
警備業界で長く働くために知っておくべき基礎知識
警備業法では「警備業務実施の基本原則」として以下が定められています。
- 服装・装備の制限——制服着用義務、武器携帯禁止。警笛や誘導灯の使用は道路交通法に基づく。
- 権限の範囲——警備員には逮捕権や交通規制権はない。あくまで「注意喚起」「誘導」「通報」が業務範囲。
- 新任教育(20時間)——警備員として働き始める前に法定研修の受講が必須。内容は学科15時間+実技5時間。
- 現任教育(年1回)——現役の警備員は毎年1回、10時間以上の研修受講が義務付けられている。
よくある質問
警備員の時給はいくらですか?日給制が多いと聞きましたが?
日給制が主流。交通誘導は日給9,000〜13,000円(時給換算1,125〜1,625円)、施設警備は8,500〜12,000円、雑踏警備は10,000〜15,000円。勤務時間が長い日は実質時給が下がるので注意が必要です。
警備員になるのに必要な資格はありますか?
応募時は不要。警備会社が新任教育(20時間の法定研修)を実施します。キャリアアップには交通誘導検定や施設警備検定が有効で、1級取得で日給2,000〜4,000円アップが見込めます。
警備員は高齢者でもなれますか?
60代・70代も活躍中。施設警備(夜間巡回・受付)は体力的負担が少なくシニアに人気。日給8,000〜10,000円と若年層より低めですが、年金の補助として需要が高い職種です。
警備員のバイトはきついですか?
交通誘導は炎天下・極寒の立ち仕事で最もハード。施設警備は屋内中心で比較的楽。雑踏警備は人混み対応の精神的ストレスあり。単調な仕事に耐えられるかが適性のポイントです。
警備員の深夜手当はどうなりますか?
日給制では深夜手当込み表記と別途加算のケースが混在。求人票の「深夜手当含む」と「手当別途」で実質同額のこともあるため、面接時に総支給額の内訳を必ず確認してください。