茨城県の最低賃金2025(令和7年度)——時給1,074円の実態
2025年10月1日から茨城県の最低賃金は時給1,074円(令和7年度)になりました。前年度の954円から120円の大幅引き上げで、5年間で861円から213円上昇しています。全国加重平均(1,121円)より47円低く、47都道府県では14位です。このページでは、つくばの研究施設や鹿島臨海工業地帯など茨城県の働き口、水戸市の生活費、過去5年の実データをまとめます。
※このページのデータは厚生労働省発表の令和7年度(2025年度)地域別最低賃金に基づいています。
月収シミュレーション
所定労働時間を1日8時間、月21.5日(年間休日105日想定)と仮定した場合の月収試算です。
- 計算式
- 1,074円 × 8時間 × 21.5日 = 184,728円
| 勤務形態 | 月収(額面) | 手取り月収(概算) | 年収(額面) |
|---|---|---|---|
| フルタイム(月21.5日) | 約184,728円 | 約151,477円 | 約2,216,736円 |
| 週4日・1日6時間 | 約110,837円 | 約94,211円 | 約1,330,042円 |
全国ランキングにお
ける位置
茨城県の最低賃金1,074円は、47都道府県中第14位です。全国加重平均(1,121円)との差は47円で、北海道(1,075円)とは1円差の上位グループです。隣の栃木県(1,068円)とは6円差で、千葉県(1,140円)よりは66円低い水準です。順位一覧は全国最低賃金ランキングをご参照ください。
茨城県の最低賃金の推移(2021〜2025年度 実データ)
茨城県の最低賃金は毎年10月1日に改定されます。2021年度から2025年度までの公式な金額は以下のとおりで、5年間で861円から1,074円まで213円引き上げられました。
| 年度 | 最低賃金(時給) |
|---|---|
| 2021年度 | 861円 |
| 2022年度 | 880円 |
| 2023年度 | 914円 |
| 2024年度 | 954円 |
| 2025年度 | 1,074円 |
※金額は各年度10月1日から適用された厚生労働省公表の地域別最低賃金(時間額)です。
2024年度→2025年度は120円の引き上げで、全国でも最大級の改定幅でした。つくばや県南の企業が東京圏の人材と競合する中、賃金水準を引き上げる動きが加速しています。茨城の改定の背景や全国的な状況は最低賃金の推移のページも参考にしてください。
茨城県の特徴的な産業と時給の目安
茨城県は日立市に本拠を置く大手電機メーカー発祥の地で、県北には電気・電子部品の工場が集積します。つくば市は研究学園都市として国立研究機関や大学が集まり、研究補助や事務の求人が特徴的です。鹿島臨海工業地帯では鉄鋼・石油化学・エネルギー関連の仕事が多く、農業ではメロン・れんこん・納豆などの産地として知られています。
| 業種 | 時給の目安 |
|---|---|
| 研究補助・オフィス(つくば) | 1,150〜1,450円 |
| 臨海工業地帯・電子部品工場 | 1,100〜1,400円 |
| 農業・収穫(メロン・れんこん) | 1,050〜1,250円 |
上記は求人情報の傾向による目安で、企業や時期によって異なります。つくば市の研究補助・オフィスは時給約1,200円〜1,450円、鹿島臨海工業地帯の工場は時給約1,150円〜1,400円が中心です。求人探しでは最低賃金の数字より、茨城内の実勢時給を基準に比べるのがおすすめです。
最低賃金で働いた場合の生活費との比較
茨城県で最低賃金(時給1,074円)でフルタイム勤務(1日8時間・月21.5日)した場合、額面の月収は約184,728円、手取りは概算で約151,477円になります。
水戸市・つくば市の単身アパートの家賃は約4万〜5万円で、光熱費を加えると月約5.5万〜6.5万円です。最低賃金ベースの月収約184,728円から生活費を差し引くと、毎月およそ7万〜10万円が手元に残る計算になります。都心に近いわりに家賃は抑えめで、工場や研究施設の求人は時給が高めなため、貯蓄しやすい県です。
生活費の目安(水戸市):食費(自炊中心)は月約2.5万〜3.5万円、家賃・光熱費・交通費を含めた生活費全体は月約8万〜11万円が相場です。つくば市や鹿島の工場求人を選べば、毎月4万〜5万円の貯蓄が目安になります。
貯蓄を増やしたいなら、鹿島臨海工業地帯の工場夜勤やつくば市の研究補助を選ぶのが効果的です。つくば市の研究補助は時給約1,200円以上で、水戸市・つくば市の生活費(月約8万〜11万円)なら月4万〜5万円の貯蓄を目指せます。時給から月収・年収への換算は時給計算のページで計算できます。
最低賃金を下回る賃金は違法——確認方法と相談窓口
賃金が茨城県の最低賃金(時給1,074円)を下回っていた場合、たとえ本人が合意していても、それは法律違反です。最低賃金法では、最低賃金額未満の賃金を定める労働契約は無効と定められています。
自分の時給が最低賃金を満たしているか確認するには、月給制の場合は「月給 ÷ 1ヶ月の所定労働時間」で時給換算して比べてみましょう。少しでも下回っている場合は、最寄りの水戸労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能で、相談内容が会社に知られることはありません。
※賃金の計算方法や最低賃金の対象となる賃金の範囲については、厚生労働省の公式サイトをご確認ください。
よくある質問
- 茨城県と栃木県の最低賃金の差はどのくらいですか?
- 茨城県は1,074円、栃木県は1,068円で6円の差です。全国順位は茨城県が14位、栃木県が15位で、北関東3県の中では茨城県が最も高くなっています。
- つくば市の研究補助の仕事の時給はどのくらいですか?
- 研究学園都市には大学や研究機関が集まり、データ入力や実験補助などの求人が1,150円〜1,450円程度で募集されています。専門性が求められる案件ほど時給が高くなる傾向があります。
- 最低賃金以下で働かされている場合の相談窓口は?
- 最寄りの労働基準監督署(水戸労働基準監督署など)または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能です。