香川県の最低賃金2025(令和7年度)——時給1,036円の実態

2025年10月発効の香川県最低賃金は時給1,036円(令和7年度)です。厚生労働省が発表した地域別最低賃金の全国一覧に基づく公式データです。47都道府県中28位で、全国加重平均額(1,121円)を85円下回る水準です。隣接する徳島県(1,046円)や対岸の岡山県(1,047円)よりはやや低めですが、愛媛県(1,033円)よりは3円高い状況で、瀬戸内エリアの中では坂出・丸亀のプラント・造船など製造業の求人が時給を押し上げています。香川県の最低賃金の実態や、高松市のうどん店、坂出・丸亀のプラント・造船、小豆島・直島の観光など、県内の求人時給と生活費を詳しく解説します。

※このページのデータは厚生労働省発表の令和7年度(2025年度)地域別最低賃金に基づいています。

月収シミュレーション

所定労働時間を1日8時間、月21.5日(年間休日105日想定)と仮定した場合の月収試算です。

計算式
1,036円 × 8時間 × 21.5日 = 178,192円
香川県最低賃金ベースの月収・年収試算
勤務形態月収(額面)手取り月収(概算)年収(額面)
フルタイム(月21.5日)約178,192円約146,117円約2,138,304円
週4日・1日6時間約106,915円約90,878円約1,282,982円

全国ランキングにお
ける位置

2025年度の香川県最低賃金は時給1,036円で、47都道府県中28位です。全国加重平均額は1,121円なので、香川県は平均を85円下回ります。四国4県の中では徳島県(1,046円)より10円、愛媛県(1,033円)より3円高い一方、瀬戸内を挟んだ岡山県(1,047円)とは11円差にとどまります。プラント・造船などの工業地帯を抱える瀬戸内経済圏のなかでは、香川県は中位の水準といえます。全国の状況は全国最低賃金ランキングをご参照ください。

香川県の最低賃金の推移(過去5年)

香川県の最低賃金は、厚生労働省公表の実績値で直近5年の間に大きく上昇しています。ただし2021年度(872円)から2022年度(866円)にかけては6円下がる変則的な動きがあり、そこから3年間で170円の上げ幅となりました。ここ5年分の香川県の推移は以下のとおりです。

香川県の最低賃金の推移(実績値)
年度最低賃金(時給)
2021年度872円
2022年度866円
2023年度902円
2024年度947円
2025年度1,036円

※金額は厚生労働省発表の「地域別最低賃金の全国一覧」の実績値(各年度10月1日から適用)です。

2025年度の香川県の最低賃金は時給1,036円で、前年から89円の引き上げとなりました。香川県はプラント・造船の製造業や観光業の人手不足が続いており、今後も隣県の岡山・徳島との差をにらんだ引き上げが続くと見込まれます。過去の推移や全国の状況は最低賃金の推移のページもご参照ください。

香川県の特徴的な産業と時給の目安

香川県は「うどん県」として知られ、高松市・丸亀市を中心に製麺やうどん店の求人が多く、全国チェーンの出店も目立ちます。一方で瀬戸内海に面した坂出市・丸亀市にはプラント設備・造船・機械の工場が並び、小豆島ではオリーブ・醤油・佃煮などの食品製造、直島は現代アートの島として観光業が発展しています。高松市は四国の玄関口としてJR・高速バス・フェリー・空港が集まり、物流と宿泊の仕事も豊富です。

香川県の主な産業と時給の目安
業種時給の目安
プラント・造船・機械(坂出・丸亀)1,080〜1,350円
製麺・うどん・飲食(高松・丸亀)1,050〜1,300円
観光・宿泊(小豆島・直島)1,050〜1,280円

上記は求人ごとの目安です。実際の求人時給は最低賃金を上回ることがほとんどで、特に坂出・丸亀のプラント・造船関連は最低賃金より約100〜300円高い時給で募集されるケースが多く、高松・丸亀のうどん店も繁忙期に時給が上がりやすい傾向があります。求人を探す際は、最低賃金ではなく平均的な時給相場を基準に比べるとよいでしょう。

最低賃金で働いた場合の生活費との比較

香川県で最低賃金(時給1,036円)でフルタイム勤務(1日8時間・月21.5日)した場合、額面の月収は約178,192円、手取りは概算で約146,117円になります。

高松市内の単身アパートは家賃が約3.5万〜4.5万円、丸亀市・坂出市なら約3万〜4万円まで下がります。光熱費を加えた住居費は月約5万〜6万円が目安です。最低賃金ベースの月収は約178,192円で、家賃を引いても食費や交通費をまかなえる水準にあります。工業地帯の工場勤務は最低賃金を大きく上回る時給の求人が多く、長期で稼ぎたいなら製造業の正社員も有力な選択肢です。

生活費の目安:食費(自炊中心)は月約2.5万〜3.5万円、交通費や通信費を含めると月約8万〜10万円が生活費の相場です。家賃・光熱費を除いた残りが毎月の貯蓄になります。香川県なら高松・坂出・丸亀で月に約5万〜6万円を貯蓄に回せます。

最低賃金ベースの収入で貯蓄を増やしたい場合は、坂出・丸亀のプラント・造船や高松市内のうどん店など、最低賃金を上回る時給の求人を選ぶのが効果的です。時給から月収・年収への換算は時給計算のページで計算できます。

最低賃金を下回る賃金は違法——確認方法と相談窓口

賃金が香川県の最低賃金(時給1,036円)を下回っていた場合、たとえ本人が合意していても、それは法律違反です。最低賃金法では、最低賃金額未満の賃金を定める労働契約は無効と定められています。

自分の時給が最低賃金を満たしているか確認するには、月給制の場合は「月給 ÷ 1ヶ月の所定労働時間」で時給換算して比べてみましょう。少しでも下回っている場合は、最寄りの高松労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能で、相談内容が会社に知られることはありません。

※賃金の計算方法や最低賃金の対象となる賃金の範囲については、厚生労働省の公式サイトをご確認ください。

よくある質問

香川県の最低賃金は隣県と比べてどうですか?
2025年度は香川県が1,036円で、隣接する愛媛県(1,033円)より3円、徳島県(1,046円)より10円低い水準です。対岸の岡山県(1,047円)ともほぼ並びます。四国4県の金額差は小さく、実際の求人時給は都市部ほど高くなる傾向があります。
県内で最も最低賃金が高い都市はどこですか?
香川県は高松市・丸亀市・坂出市など県内一律で時給1,036円です。最低賃金自体に地域差はありませんが、高松市のオフィス・商業や坂出・丸亀のプラント・造船関連は求人時給の相場が高く、1,100円を超える求人も珍しくありません。
最低賃金以下で働かされている場合の相談窓口は?
最寄りの高松労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能です。