鹿児島県の最低賃金2025(令和7年度)——時給1,026円の実態

2025年10月発効の鹿児島県最低賃金は時給1,026円(令和7年度)です。厚生労働省が発表した地域別最低賃金の全国一覧に基づく公式データです。47都道府県中41位で、全国加重平均額(1,121円)を95円下回ります。隣接する宮崎県・沖縄県(ともに1,023円)より3円高く、熊本県(1,034円)より8円低い水準です。黒豚・黒毛和牛・鶏などの畜産と焼酎、さつまいも・お茶の一次産業が県経済を支え、桜島・屋久島・種子島を擁する観光県としても知られます。鹿児島県の最低賃金の実態や、黒豚・焼酎などの食品加工、桜島・屋久島の観光、離島の仕事まで、県内の求人時給と生活費を詳しく解説します。

※このページのデータは厚生労働省発表の令和7年度(2025年度)地域別最低賃金に基づいています。

月収シミュレーション

所定労働時間を1日8時間、月21.5日(年間休日105日想定)と仮定した場合の月収試算です。

計算式
1,026円 × 8時間 × 21.5日 = 176,472円
鹿児島県最低賃金ベースの月収・年収試算
勤務形態月収(額面)手取り月収(概算)年収(額面)
フルタイム(月21.5日)約176,472円約144,707円約2,117,664円
週4日・1日6時間約105,883円約90,001円約1,270,598円

全国ランキングにお
ける位置

2025年度の鹿児島県最低賃金は時給1,026円で、47都道府県中41位です。全国加重平均額(1,121円)を95円下回ります。九州では宮崎県(1,023円)・沖縄県(1,023円)より3円高い一方、熊本県(1,034円)より8円低く、九州の中では下位グループに位置します。鹿児島県内は本土と離島(奄美・種子島・屋久島)で物価差があるため、離島勤務の求人は住居・交通費の手当をつけて募集されることが多いです。全国の状況は全国最低賃金ランキングをご参照ください。

鹿児島県の最低賃金の推移(過去5年)

鹿児島県の最低賃金は、厚生労働省公表の実績値で直近5年すべて引き上げられています。2024年度から2025年度は94円の上げ幅で、5年間の累計では205円上昇しました。畜産・食品加工や観光の人手不足を背景に、近年は上げ幅が拡大しています。ここ5年分の鹿児島県の推移は以下のとおりです。

鹿児島県の最低賃金の推移(実績値)
年度最低賃金(時給)
2021年度821円
2022年度855円
2023年度889円
2024年度932円
2025年度1,026円

※金額は厚生労働省発表の「地域別最低賃金の全国一覧」の実績値(各年度10月1日から適用)です。

2025年度の鹿児島県の最低賃金は時給1,026円で、前年から94円の引き上げとなりました。鹿児島県は畜産・食品加工や観光の人手不足が続いており、今後も南九州の水準に沿った引き上げが続くと見込まれます。過去の推移や全国の状況は最低賃金の推移のページもご参照ください。

鹿児島県の特徴的な産業と時給の目安

鹿児島県は黒豚・黒毛和牛・鶏などの畜産が全国有数の産出額を誇り、奄美大島や枕崎のカツオ・かつお節、さつまいも・お茶・そばなど一次産業が多彩です。焼酎は県内に多くの蔵元があり、食品加工の求人も目立ちます。観光面では桜島・霧島・屋久島・種子島があり、種子島宇宙センターの関連施設も雇用を生んでいます。鹿児島市の繁華街・天文館を中心に商業・接客、離島には観光船・宿泊の求人があります。

鹿児島県の主な産業と時給の目安
業種時給の目安
畜産・食品加工(焼酎・かつお節)1,050〜1,300円
農業(さつまいも・お茶)1,020〜1,200円
観光・宿泊(桜島・屋久島)1,030〜1,250円

上記は求人ごとの目安です。求人時給の相場は最低賃金を上回ることが多く、特に焼酎蔵・かつお節などの食品加工は最低賃金より約50〜250円高く、屋久島・種子島などの離島は住居・交通費の手当込みで募集されます。求人を探す際は、最低賃金ではなく平均的な時給相場を基準に比べるとよいでしょう。

最低賃金で働いた場合の生活費との比較

鹿児島県で最低賃金(時給1,026円)でフルタイム勤務(1日8時間・月21.5日)した場合、額面の月収は約176,472円、手取りは概算で約144,707円になります。

鹿児島市内の単身アパートは家賃が約3.5万〜4万円、霧島市・垂水市など郊外なら約3万〜3.5万円が目安です。光熱費を加えた住居費は月約5万〜5.5万円で、最低賃金ベースの月収は約176,472円なので、差し引き約12万円を生活費に回せます。南国ならではの暖冬で暖房費が抑えられる一方、離島・観光地は物価が高くなりがちな点に注意が必要です。食品加工・畜産の工場勤務は最低賃金を上回る時給が多く、実力を積めば安定収入を得やすい環境です。

生活費の目安:食費(自炊中心)は月約2.5万〜3.5万円、交通費や通信費を含めると月約8万〜10万円が生活費の相場です。家賃を除く生活費を引いた残りが貯蓄分です。鹿児島県なら暖冬で光熱費が抑えられる分、月に約5万〜6万円を貯蓄に回せます。

最低賃金ベースの収入で貯蓄を増やしたい場合は、焼酎蔵・かつお節・畜産などの食品加工や、離島の手当付き求人を選ぶのが効果的です。時給から月収・年収への換算は時給計算のページで計算できます。

最低賃金を下回る賃金は違法——確認方法と相談窓口

賃金が鹿児島県の最低賃金(時給1,026円)を下回っていた場合、たとえ本人が合意していても、それは法律違反です。最低賃金法では、最低賃金額未満の賃金を定める労働契約は無効と定められています。

自分の時給が最低賃金を満たしているか確認するには、月給制の場合は「月給 ÷ 1ヶ月の所定労働時間」で時給換算して比べてみましょう。少しでも下回っている場合は、最寄りの鹿児島労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能で、相談内容が会社に知られることはありません。

※賃金の計算方法や最低賃金の対象となる賃金の範囲については、厚生労働省の公式サイトをご確認ください。

よくある質問

宮崎県や沖縄県と比べて最低賃金は高いですか?
2025年度は鹿児島県が1,026円で、宮崎県・沖縄県(ともに1,023円)より3円高い水準です。同じ南九州・南西諸島の圏域でも差は小さく、実際の求人時給は産業ごとに大きく異なります。
県内で時給の高い仕事は何ですか?
焼酎蔵・かつお節・畜産などの食品加工は時給が高めで、鹿児島市の中心部(天文館周辺)のオフィス・接客も最低賃金を上回る求人が多いです。屋久島・種子島などの離島は住居・交通費の手当付きで募集されることが一般的です。
最低賃金以下で働かされている場合の相談窓口は?
最寄りの鹿児島労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能です。