長野県の最低賃金2025(令和7年度)——時給1,061円の実態

2025年10月発効の長野県最低賃金は時給1,061円(令和7年度)です。厚生労働省が発表した地域別最低賃金の全国一覧に基づく公式データです。47都道府県中19位で、全国加重平均額(1,121円)を60円下回ります。このページでは、諏訪地域の精密機械や軽井沢・白馬のリゾート観光など県内の働き口の実勢時給、長野市の生活費、過去5年の実データまでをまとめます。

※このページのデータは厚生労働省発表の令和7年度(2025年度)地域別最低賃金に基づいています。

月収シミュレーション

所定労働時間を1日8時間、月21.5日(年間休日105日想定)と仮定した場合の月収試算です。

計算式
1,061円 × 8時間 × 21.5日 = 182,492円
長野県最低賃金ベースの月収・年収試算
勤務形態月収(額面)手取り月収(概算)年収(額面)
フルタイム(月21.5日)約182,492円約149,643円約2,189,904円
週4日・1日6時間約109,495円約93,071円約1,313,942円

全国ランキングにお
ける位置

2025年度の長野県最低賃金は時給1,061円で、47都道府県中19位です。全国加重平均額は1,121円なので、長野県は平均を60円下回ります。隣の富山県(1,062円)とほぼ同じ水準で、甲信地方では山梨県(1,052円)より9円高い金額です。全国の状況は全国最低賃金ランキングをご参照ください。

長野県の最低賃金の推移(過去5年)

長野県の最低賃金は、厚生労働省公表の実績値でここ5年連続で引き上げられています。ここ5年分の長野県の推移は以下のとおりです。

長野県の最低賃金の推移(実績値)
年度最低賃金(時給)
2021年度851円
2022年度866円
2023年度901円
2024年度941円
2025年度1,061円

※金額は厚生労働省発表の「地域別最低賃金の全国一覧」の実績値(各年度10月1日から適用)です。

2025年度の長野県の最低賃金は時給1,061円で、前年から120円の大幅な引き上げとなりました。5年間では210円上がっています。諏訪地域の精密機械・電機メーカーや上田市・佐久市の半導体関連が人材を確保するため賃金を引き上げる一方、軽井沢・白馬のリゾート業も繁忙期の人手不足から高時給で募集しています。過去の推移や全国の状況は最低賃金の推移のページもご参照ください。

長野県の特徴的な産業と時給の目安

諏訪地域の精密機械・電機(セイコーエプソンなど)、松本市・長野市の情報通信・食品加工、上田市・佐久市の電子部品・半導体関連が県経済を支えます。軽井沢・白馬・志賀高原など避暑地・スキーリゾートの観光業、リンゴ・ソバ・ぶどうなどの農業も盛んで、季節によって働き口が大きく変わります。東京に近く、リゾートバイトの求人も全国から人を集めています。

長野県の主な産業と時給の目安
業種時給の目安
精密機械・電機(諏訪地域)1,100〜1,400円
観光・宿泊(軽井沢・白馬)1,150〜1,450円
農業(りんご・ソバ)1,050〜1,250円

上記はあくまで目安で、求人ごとに異なります。軽井沢・白馬のリゾート宿泊は時給約1,200円〜1,450円、諏訪地域の精密機械は時給約1,150円〜1,400円が中心です。求人を探す際は、最低賃金ではなく平均的な時給相場を基準に比べるとよいでしょう。

最低賃金で働いた場合の生活費との比較

長野県で最低賃金(時給1,061円)でフルタイム勤務(1日8時間・月21.5日)した場合、額面の月収は約182,492円、手取りは概算で約149,643円になります。

長野市・松本市内の単身アパートは家賃が約3.5万〜4.5万円、光熱費を加えると月約5万〜6万円です。最低賃金ベースの月収は約182,492円で、差し引き約12万円。標高が高い地域は冬の暖房費がかさむ傾向があります。軽井沢・白馬などのリゾート地は繁忙期の時給が高く、夏の避暑地と冬のスキー場を掛け持ちする働き方もあります。

生活費の目安:食費(自炊中心)は月約2.5万〜3.5万円、冬季の暖房費が加わり交通費や通信費を含めると月約8万〜9万円が長野市での生活費の相場です。リゾートバイトの宿泊付き求人なら、毎月4万円以上の貯蓄が目安になります。

貯蓄を増やしたいなら、冬のスキーシーズンの白馬・志賀高原か、夏の避暑地の軽井沢でリゾートバイトをするのが効果的です。繁忙期は時給約1,300円〜1,450円で、宿泊付きの求人なら家賃も浮き、長野市の生活費(月約8万〜9万円)を踏まえても月4万〜5万円の貯蓄を目指せます。時給から月収・年収への換算は時給計算のページで計算できます。

最低賃金を下回る賃金は違法——確認方法と相談窓口

賃金が長野県の最低賃金(時給1,061円)を下回っていた場合、たとえ本人が合意していても、それは法律違反です。最低賃金法では、最低賃金額未満の賃金を定める労働契約は無効と定められています。

自分の時給が最低賃金を満たしているか確認するには、月給制の場合は「月給 ÷ 1ヶ月の所定労働時間」で時給換算して比べてみましょう。少しでも下回っている場合は、最寄りの長野労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能で、相談内容が会社に知られることはありません。

※賃金の計算方法や最低賃金の対象となる賃金の範囲については、厚生労働省の公式サイトをご確認ください。

よくある質問

長野市と県内の他地域で最低賃金は違いますか?
いいえ、長野県は県内全域で時給1,061円と同一です。長野市・松本市・諏訪市などどこで働いても同じ金額が適用されます。
軽井沢や白馬などのリゾート地では時給が高いですか?
リゾート地は繁忙期の求人が多く、時給も最低賃金1,061円を大きく上回る1,150円前後で募集されることが一般的です。冬のスキー場と夏の避暑地を掛け持ちする働き方も可能です。
最低賃金以下で働かされている場合の相談窓口は?
最寄りの長野労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能です。