新潟県の最低賃金2025(令和7年度)——時給1,050円の実態
2025年10月発効の新潟県最低賃金は時給1,050円(令和7年度)です。厚生労働省が発表した地域別最低賃金の全国一覧に基づく公式データです。47都道府県中25位で、全国加重平均額(1,121円)を71円下回ります。このページでは、燕三条の金属加工や新潟市の港湾物流など県内の働き口の実勢時給、雪国ならではの冬の生活費、過去5年の実データまでをまとめます。
※このページのデータは厚生労働省発表の令和7年度(2025年度)地域別最低賃金に基づいています。
月収シミュレーション
所定労働時間を1日8時間、月21.5日(年間休日105日想定)と仮定した場合の月収試算です。
- 計算式
- 1,050円 × 8時間 × 21.5日 = 180,600円
| 勤務形態 | 月収(額面) | 手取り月収(概算) | 年収(額面) |
|---|---|---|---|
| フルタイム(月21.5日) | 約180,600円 | 約148,092円 | 約2,167,200円 |
| 週4日・1日6時間 | 約108,360円 | 約92,106円 | 約1,300,320円 |
全国ランキングにお
ける位置
2025年度の新潟県最低賃金は時給1,050円で、47都道府県中25位です。全国加重平均額は1,121円なので、新潟県は平均を71円下回ります。日本海側の近隣県では富山県(1,062円)・長野県(1,061円)より低く、隣の福島県(1,033円)よりは高い水準です。全国の状況は全国最低賃金ランキングをご参照ください。
新潟県の最低賃金の推移(過去5年)
新潟県の最低賃金は、厚生労働省公表の実績値でここ5年連続で引き上げられています。ここ5年分の新潟県の推移は以下のとおりです。
| 年度 | 最低賃金(時給) |
|---|---|
| 2021年度 | 854円 |
| 2022年度 | 869円 |
| 2023年度 | 910円 |
| 2024年度 | 931円 |
| 2025年度 | 1,050円 |
※金額は厚生労働省発表の「地域別最低賃金の全国一覧」の実績値(各年度10月1日から適用)です。
2025年度の新潟県の最低賃金は時給1,050円で、前年から119円の大幅な引き上げとなりました。5年間では196円上がっています。燕三条の金属加工職人が高齢化して人手不足が続く中、長岡市の機械工場や新潟市の港湾物流も人材を集めるために賃金を引き上げており、改定幅が大きくなっています。過去の推移や全国の状況は最低賃金の推移のページもご参照ください。
新潟県の特徴的な産業と時給の目安
コシヒカリなど米作と酒造業、燕三条の金属加工(洋食器・キッチン用品)が県の特徴です。長岡市には大手機械メーカーの工場、新潟市は日本海側最大の港湾を活かした物流・流通業が集まります。佐渡島・苗場・湯沢などの観光、越後平野の農業も盛んで、農繁期には一時的な求人が増えます。
| 業種 | 時給の目安 |
|---|---|
| 金属加工(燕三条) | 1,100〜1,350円 |
| 酒造・食品加工 | 1,030〜1,200円 |
| 観光・宿泊(佐渡・苗場・湯沢) | 1,050〜1,300円 |
上記はあくまで目安で、求人ごとに異なります。燕三条の金属加工は技能職のため時給約1,150円〜1,350円、新潟市の物流・倉庫は時給約1,100円〜1,300円が中心です。求人を探す際は、最低賃金ではなく平均的な時給相場を基準に比べるとよいでしょう。
最低賃金で働いた場合の生活費との比較
新潟県で最低賃金(時給1,050円)でフルタイム勤務(1日8時間・月21.5日)した場合、額面の月収は約180,600円、手取りは概算で約148,092円になります。
新潟市内の単身アパートは家賃が約3.5万〜4.5万円、光熱費を加えると月約5万〜6万円です。最低賃金ベースの月収は約180,600円で、差し引き約12万円。県央の三条市・燕市や長岡市でも家賃は同程度で、全国的に見て物価は低めです。燕三条の金属加工は職人的な仕事が多く、経験を積めば時給が大きく上がる可能性があります。
生活費の目安:食費(自炊中心)は月約2万〜3万円、冬は暖房費や除雪費が上乗せされます。交通費や通信費を含めると月約7万〜9万円が新潟市での生活費の相場です。暖房費を年単位で見込めば、毎月3万円前後の貯蓄が目安になります。
貯蓄を増やしたいなら、冬の除雪作業や苗場・湯沢のスキー場の繁忙期を狙うのが効果的です。除雪作業は時給約1,100円〜1,300円、スキーシーズンの宿泊・リフト係は時給約1,150円〜1,350円で、新潟市の生活費(月約7万〜9万円)なら月3万〜4万円の貯蓄を目指せます。時給から月収・年収への換算は時給計算のページで計算できます。
最低賃金を下回る賃金は違法——確認方法と相談窓口
賃金が新潟県の最低賃金(時給1,050円)を下回っていた場合、たとえ本人が合意していても、それは法律違反です。最低賃金法では、最低賃金額未満の賃金を定める労働契約は無効と定められています。
自分の時給が最低賃金を満たしているか確認するには、月給制の場合は「月給 ÷ 1ヶ月の所定労働時間」で時給換算して比べてみましょう。少しでも下回っている場合は、最寄りの新潟労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談してください。匿名での相談も可能で、相談内容が会社に知られることはありません。
※賃金の計算方法や最低賃金の対象となる賃金の範囲については、厚生労働省の公式サイトをご確認ください。