滋賀県の最低賃金2025(令和7年度)——時給1,080円の実態

2025年10月発効の滋賀県最低賃金は時給1,080円(令和7年度)です。厚生労働省が発表した地域別最低賃金の全国一覧に基づく公式データです。47都道府県中12位で、全国加重平均額(1,121円)を41円下回ります。琵琶湖を抱え、草津・栗東の半導体・電機工場と京阪神のベッドタウンという顔を持つ滋賀県。ここでは月収シミュレーションから、県内の求人時給、生活費とのバランスまで詳しく解説します。

※このページのデータは厚生労働省発表の令和7年度(2025年度)地域別最低賃金に基づいています。

月収シミュレーション

ここでは1日8時間・月21.5日勤務(年間休日105日想定)を前提に、滋賀県の最低賃金で働いた場合の月収を試算しました。

計算式
1,080円 × 8時間 × 21.5日 = 185,760円
滋賀県最低賃金ベースの月収・年収試算
勤務形態月収(額面)手取り月収(概算)年収(額面)
フルタイム(月21.5日)約185,760円約152,323円約2,229,120円
週4日・1日6時間約111,456円約94,738円約1,337,472円

全国ランキングにお
ける位置

2025年度の滋賀県最低賃金は時給1,080円で、47都道府県中12位です。全国加重平均額(1,121円)を41円下回ります。近畿地方では京都府(1,122円)より42円、大阪府(1,177円)より97円低い一方、福井県(1,053円)より27円高い水準です。全国の状況は全国最低賃金ランキングをご参照ください。

滋賀県の最低賃金の推移(過去5年)

厚生労働省公表の実績値で、2021年度と2022年度は同じ金額でしたが、2023年度以降は引き上げが続いています。ここ5年分の滋賀の推移は以下のとおりです。

滋賀県の最低賃金の推移(実績値)
年度最低賃金(時給)
2021年度896円
2022年度896円
2023年度928円
2024年度968円
2025年度1,080円

※金額は厚生労働省発表の「地域別最低賃金の全国一覧」の実績値(各年度10月1日から適用)です。

2025年度の滋賀県の最低賃金は時給1,080円で、前年から112円の引き上げとなりました。5年間では184円上がっています。滋賀県は京阪神のベッドタウンでもあるため、今後も周辺府県に近づく形での引き上げが続くと見込まれます。過去の推移や全国の状況は最低賃金の推移のページもご参照ください。

滋賀県の特徴的な産業と時給の目安

琵琶湖を抱え、草津市・栗東市・湖南市の工業団地には半導体・電機の工場が集積し、製造業の求人が多いのが特徴です。あわせて近江八幡の水郷や彦根城などの観光、近江牛の畜産、琵琶湖の漁業・水運も県の経済を支えています。京阪神に近く、通勤圏としても利用される県です。

滋賀県の主な産業と時給の目安
業種時給の目安
半導体・電機工場(草津・栗東)1,100〜1,400円
観光・宿泊(彦根・近江八幡)1,080〜1,300円
畜産・食品(近江牛)1,080〜1,300円

上記は求人ごとの目安です。実際の求人時給は最低賃金を上回ることが多く、草津・栗東・湖南の工場求人は最低賃金より約100〜300円高い時給で募集されるのが一般的で、観光地の宿泊求人もこれを上回ります。求人を比べる際は、最低賃金ではなく平均的な時給相場を基準にするのがおすすめです。

最低賃金で働いた場合の生活費との比較

滋賀県で最低賃金(時給1,080円)でフルタイム勤務(1日8時間・月21.5日)した場合、額面の月収は約185,760円、手取りは概算で約152,323円になります。

大津市・草津市の単身アパートは家賃が約4万〜5万円、光熱費を加えると月約5.5万〜6.5万円です。最低賃金ベースの月収は約185,760円なので、家賃を差し引いても約12万円が手元に残ります。草津市の新興住宅地はやや高め、長浜市・彦根市は3万円台から探せる物件も多いです。

生活費の目安:自炊中心の食費は月約2.5万〜3.5万円。家賃を除く光熱費・交通費・通信費まで含めると、大津市・草津市では月約8万〜10万円が生活費の相場です。家賃・光熱費を除いた残りが毎月の貯蓄になります。滋賀県なら大津・草津で月に約5万〜7万円を積み立てに回せます。

最低賃金ベースの収入から貯蓄を増やしたいなら、草津・栗東の工場で夜勤・交替勤務の割増を狙うのが近道です。時給から月収・年収への換算は時給計算のページで計算できます。

最低賃金を下回る賃金は違法——確認方法と相談窓口

もし賃金が滋賀県の最低賃金(時給1,080円)を下回っていれば、本人が合意していてもそれは法律違反です。最低賃金法では、最低賃金額未満の賃金を定める労働契約は無効と定められています。

まずは自分の時給が最低賃金を満たしているか確認しましょう。月給制の場合は「月給 ÷ 1ヶ月の所定労働時間」で時給換算して比べてみてください。少しでも下回っている場合は、最寄りの大津労働基準監督署または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に相談しましょう。匿名での相談も可能で、相談内容が会社に知られることはありません。

※賃金の計算方法や最低賃金の対象となる賃金の範囲については、厚生労働省の公式サイトをご確認ください。

よくある質問

大津市と県内の他の地域で最低賃金は違いますか?
いいえ、滋賀県は県内全域で時給1,080円と同一です。大津市・彦根市・長浜市などどこで働いても同じ金額が適用されます。
琵琶湖周辺の観光地の仕事は時給が高いですか?
近江八幡の水郷や彦根城周辺の観光・宿泊は1,080〜1,300円で募集されることが一般的です。桜・紅葉の観光シーズンはさらに高時給の案件が出ます。
隣の京都府・大阪府と比べてどうですか?
京都府は1,122円、大阪府は1,177円で、滋賀県はそれぞれ42円・97円低い水準です。一方で家賃は京阪神より安く、琵琶湖沿線から京都・大阪への通勤も可能です。
最低賃金以下で働かされている場合の相談窓口は?
最寄りの大津労働基準監督署、または「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)で相談できます。匿名でもOKで、会社に知られる心配はありません。