額面43万円の手取りはいくら?iDeCo満額拠出で手取りを底上げ—老後資金と節税の両立戦略

天引き10万円超え—手取り率76%の壁をiDeCoで押し戻す

額面43万円の月収で天引きされる金額はついに10万円の大台に乗ります。社会保険料だけで63,339円、所得税15,500円、住民税23,500円の合計102,339円。手元に残るのは約327,661円。この「10万円の天引き」を減らす合法的な手段として最も効果的なのがiDeCoです。

iDeCoに月23,000円(年間276,000円)を拠出した場合、この全額が小規模企業共済等掛金控除として所得控除されます。所得税率10%で年27,600円、住民税10%で年27,600円、合計55,200円が還付・軽減される計算です。これは実質的に「給料から消えるはずだったお金が自分の老後資金に化ける」魔法のような仕組みです。

額面43万円の手取り内訳とiDeCo節税効果(協会けんぽ・東京都)
項目iDeCoなしiDeCo月2.3万円
総支給額430,000円430,000円
社会保険料計−63,339円−63,339円
所得税−15,500円−13,200円
住民税−23,500円−21,200円
iDeCo拠出−23,000円
手取り+積立327,661円309,261円+23,000円

30年後の430万円—iDeCo積立がもたらす第二の年金設計

月43万円の給与で厚生年金に加入していても、将来の年金だけで生活できる保証はありません。厚生年金(報酬比例部分)の受給見込額は、現役時代の平均月収43万円で40年加入した場合、年間約96万円(月8万円)。基礎年金78万円を加えても年174万円(月14.5万円)です。

これにiDeCoで月2.3万円を30年積み立て、年利3%で運用した場合の運用資産は約1,340万円。60歳以降20年間で取り崩せば月5.6万円の上乗せ。公的年金と合わせて月20万円の年金収入が確保できます。月2.3万円の「今の痛み」が「老後の安心」に変わる瞬間です。

「所得税率10%」最終盤—20%突入前にやっておくべき控除の総点検

月収43万円(年収516万円)では課税所得は約260万円。所得税率10%が適用される範囲(課税所得195万円超330万円以下)の真ん中付近です。ボーナス次第では20%ゾーン(課税所得330万円超)に突入する可能性があります。税率が上がる前に「駆け込み控除」を検討する価値があります。

年収516万円ならiDeCoの他に、生命保険料控除(一般生命保険料4万円・介護医療保険料4万円・個人年金保険料4万円で最大所得税4万円・住民税2.8万円の控除)、地震保険料控除(最大所得税2.5万円・住民税1.25万円)も活用できます。これらを総動員することで課税所得を数十万円単位で圧縮できます。