ボーナス20万円の手取りはいくら?——新入社員・アルバイトにも関係する少額賞与の実態

額面20万円のボーナス——新入社員の初めての賞与や、パートタイマーの寸志として受け取るケースが多い金額です。「20万円しかないから税金なんてたいして引かれないのでは?」と思っている方も多いかもしれませんが、実際には社会保険料と源泉所得税で約3.5万円が控除されます。このページでは、20万円のボーナスから引かれるお金の内訳を1円単位で明らかにします。

20万円のボーナスから天引きされる社会保険料の正確な計算

ボーナスから強制的に引かれる社会保険料は健康保険・厚生年金・雇用保険の3種類。各料率を20万円に当てはめて計算します。

ボーナス20万円の社会保険料内訳
保険の種類料率金額備考
健康保険5.0%10,000円協会けんぽ(東京都)の場合
厚生年金9.15%18,300円令和7年5月まで18.3%÷2
雇用保険0.6%1,200円一般の事業
社会保険料合計14.75%29,500円

社会保険料だけで約3万円が差し引かれ、残りは170,500円となります。

源泉所得税の計算——前月の給与が命運を握る

源泉所得税は「前月の給与(社会保険料控除後)」をもとに国税庁の「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」から税率を決定します。たとえば前月の給与(社会保険料控除後)が約25万円の場合、税率は約4.084%となります。

20万円ボーナスの源泉所得税シミュレーション
前月給与(社保後)適用税率所得税額手取り額手取り率
15万円2.042%3,480円167,020円83.5%
25万円4.084%6,960円163,540円81.8%
35万円6.126%10,440円160,060円80.0%

同じ20万円のボーナスでも、前月の給与が高いほど手取りは減ります。標準的なケースでは手取り約16.4万円、手取り率約81.8%です。

手取り16.4万円をどう使う?3つの配分モデル

少額ボーナスは使い道に悩みがち。3つの代表的な配分モデルを紹介します。

20万円ボーナスの使い道モデル(手取り16.4万円想定)
用途堅実型バランス型自己投資型
生活費補填8.0万円5.0万円4.0万円
貯蓄・投資5.4万円4.0万円3.0万円
趣味・レジャー2.0万円4.4万円3.0万円
自己投資(資格・書籍)1.0万円3.0万円6.4万円

少額でも「全額使わない」意識が将来の差になります。特に若手のうちは自己投資への配分を厚めにするのがおすすめです。

よくある質問

ボーナス20万円は平均より少ない?
2026年度の民間企業の平均ボーナスは夏季約39万円、冬季約42万円です。20万円は平均を大きく下回りますが、入社1年目の新卒やパートタイマーにとっては標準的な金額です。業種や企業規模によって大きく異なります。
20万円のボーナスから住民税は引かれますか?
引かれません。住民税は前年の所得に基づき翌年6月から翌々年5月まで月給から均等に天引きされるため、ボーナス月でも住民税の控除額は変わりません。
ボーナス20万円でもふるさと納税はしたほうがいい?
ふるさと納税の限度額は年収ベースで決まります。ボーナス20万円だけで判断せず、年収全体を見てからワンストップ特例制度の利用を検討しましょう。年収300万円未満なら限度額は2〜3万円程度です。
パートでも20万円のボーナスは引かれるものが違う?
社会保険に加入しているパートタイマーであれば、正社員と同じ料率で控除されます。ただし年収130万円未満で扶養内の場合はそもそも社会保険料がかからないケースもあるため、自分の加入状況を確認しましょう。

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