時給から年収を換算──完全早見表と計算の考え方

「時給1,200円って年収にするとどのくらい?」──この疑問に一発で答えるのが本ページです。よく使われる「時給×8時間×22日×12ヶ月」という公式の意味、実際の年収とのズレ、勤務日数別の換算値まで、数字でまるごと整理しました。

時給→年収の換算式──なぜ8時間×22日なのか

時給から月収・年収を出すとき、多くのサイトで使われるのがこの式です。

月収 = 時給 × 8(時間/日) × 22(日/月)
年収 = 月収 × 12

8時間は「所定労働時間」、22日は「年間労働日数264日 ÷ 12ヶ月」から来ています(週5日×52週÷12≒21.7日の切り上げ)。ただし実際には、有給休暇や祝日、夏季・冬季休暇で年間労働日数は240〜250日程度になることも多く、実態よりやや高めの数字が出るのがこの式の特徴です。

実質的な年収を知りたい場合は「月の勤務日数」を実際のシフトに合わせて調整してください。たとえば週4日勤務なら月16〜17日で計算します。

時給1000円〜3000円 年収早見表(月22日×8時
間勤務)

最もよく使われる標準パターン(週5日・1日8時間・月22日)での換算値です。50円刻みで網羅しています。

時給→月収・年収 換算早見表
時給日給(8h)月収年収推定手取り年収
1,000円8,000円176,000円2,112,000円約1,795,000円
1,050円8,400円184,800円2,217,600円約1,885,000円
1,100円8,800円193,600円2,323,200円約1,975,000円
1,150円9,200円202,400円2,428,800円約2,064,000円
1,200円9,600円211,200円2,534,400円約2,154,000円
1,250円10,000円220,000円2,640,000円約2,244,000円
1,300円10,400円228,800円2,745,600円約2,334,000円
1,350円10,800円237,600円2,851,200円約2,424,000円
1,400円11,200円246,400円2,956,800円約2,513,000円
1,450円11,600円255,200円3,062,400円約2,603,000円
1,500円12,000円264,000円3,168,000円約2,693,000円
1,550円12,400円272,800円3,273,600円約2,783,000円
1,600円12,800円281,600円3,379,200円約2,872,000円
1,650円13,200円290,400円3,484,800円約2,962,000円
1,700円13,600円299,200円3,590,400円約3,052,000円
1,750円14,000円308,000円3,696,000円約3,142,000円
1,800円14,400円316,800円3,801,600円約3,231,000円
1,850円14,800円325,600円3,907,200円約3,321,000円
1,900円15,200円334,400円4,012,800円約3,411,000円
1,950円15,600円343,200円4,118,400円約3,500,000円
2,000円16,000円352,000円4,224,000円約3,590,000円
2,200円17,600円387,200円4,646,400円約3,949,000円
2,500円20,000円440,000円5,280,000円約4,488,000円
3,000円24,000円528,000円6,336,000円約5,386,000円

※手取り年収は、社会保険料・所得税・住民税を含む控除率を概算で15%として計算。年収が高いほど実際の控除率も上がるため、2,500円以上の高時給帯では手取り率がさらに下がる点に注意してください。

勤務日数別・時給→年収換算表(週3日・週4日・週6日)

同じ時給でも月の出勤日数が変われば年収は大きく違います。ここでは代表的な4パターンで比較します。

勤務日数別で見る時給→年収の違い(1日8時間勤務)
時給週3日(月12日)年収週4日(月16日)年収週5日(月20日)年収週6日(月24日)年収
1,100円1,267,200円1,689,600円2,112,000円2,534,400円
1,200円1,382,400円1,843,200円2,304,000円2,764,800円
1,300円1,497,600円1,996,800円2,496,000円2,995,200円
1,400円1,612,800円2,150,400円2,688,000円3,225,600円
1,500円1,728,000円2,304,000円2,880,000円3,456,000円
1,600円1,843,200円2,457,600円3,072,000円3,686,400円
1,800円2,073,600円2,764,800円3,456,000円4,147,200円
2,000円2,304,000円3,072,000円3,840,000円4,608,000円

たとえば時給1,500円で週3日→週5日に増やすと、年収が115万円以上アップ。しかし扶養の壁や社会保険料を考慮すると、単純に「日数が多いほど得」とは言い切れません。勤務日数を決めるときは、常に「手取りベース」で損得を計算してください。

年収から逆算する「目標時給」の考え方

「年収400万円稼ぎたい」という目標から、必要な時給を逆算してみましょう。

年収400万円 ÷ 12ヶ月 = 月収333,333円
月収333,333円 ÷ 176時間(8h×22日)= 時給約1,894円

つまり、時給1,900円以上でフルタイム勤務すれば年収400万円に到達します。時給1,600円なら週6日勤務(月192時間)で年収368万円。時給2,000円なら週5日で年収422万円。

「年収いくら欲しいか」から「時給いくら必要か」を先に計算すれば、求人検索の条件設定がぐっと具体的になります。

よくある質問

時給から年収を計算するとき、なぜ8時間×22日で計算するのですか?
8時間は労働基準法の「法定労働時間(1日8時間)」、22日は「365日÷7日×5日÷12ヶ月≒21.7日」を切り上げた慣習的な数字です。実際の月の勤務日数は祝日や休暇により20〜22日で変動するため、正確な年収を知りたい場合は、ご自身の実際のシフトに合わせた日数で計算することをおすすめします。
時給の年収換算と正社員の年収はどう比較すればいいですか?
時給×8時間×月勤務日数×12で算出した年収と、正社員の「月給×12+ボーナス+諸手当」の年収を比べます。ただし正社員には退職金、企業年金、有給休暇などの非金銭的報酬もあるため、単純な年収比較だけで「どちらが得か」は判断できません。生涯年収で比較するなら、正社員が有利なケースが大半です。
年収300万円に必要な時給はいくらですか?
300万円÷12ヶ月÷176時間(8h×22日)≒1,420円。おおむね時給1,420円以上でフルタイム勤務すれば年収300万円に届きます。週4日勤務(月128時間)なら時給1,954円以上、週6日勤務(月192時間)なら時給1,302円以上が必要です。
残業代を含めた年収換算はどう計算しますか?
基本年収(時給×8h×月勤務日数×12)に、残業分(時給×1.25×月間残業時間×12)を加算します。たとえば時給1,500円・月20時間残業なら、基本年収316.8万円+残業代45万円=年収約361.8万円。深夜残業(割増50%)や休日労働(割増35%)がある場合は、それぞれの割増率を適用して計算してください。